2019.8.22 ラジオ日本の収録へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

出演依頼を受け、ラジオ日本の番組『清水勝利のこれでいいのかニッポン!!Part2』

http://www.jorf.co.jp/?program=katsutoshi2

の収録に参加してきました。

※放送日は調整の上で決定されるため、現時点では未定とのことです。

 

『自分が成し遂げたいこと』という切り口で話をしましたが、時間が短いこともあり、上手く伝えられたか疑問もあります。

ここでは、発表用に整理した内容・お伝えしたかった内容を掲載させていただきます。

 

<区議会議員として、成し遂げたいこと>

一言で言えば、子育て支援です。自分自身が1歳の子を持つ親として、保育園に預けて生活している当事者として、この問題に取り組んでいきます。

まず分かりやすいのが、待機児童問題の早期解消です。待機児童の総数は

2016 H28.4.1 315人をピークに、

2017 H29.4.1 266人 △49人

2018 H30.4.1 151人 △115人

2019 H31.4.1 92人 △59人

と減少を続けていますが、まだ「待機児童ゼロ」には届いていない状況です。まずはこの数を0にしていくことが最初の目標になります。

 

なお、内訳は0歳児が44人、1歳児が37人で0~1歳児で全体の9割を占める状況であるものの、新設する保育園には0歳児の受け入れが無い保育園もあります。また、渋谷区内を地域別にみれば、十分足りているエリアもあれば、入りにくいエリアもあります。この需給バランスをどうするか、考え、提言していきたいと思います。

 

そして待機児童ゼロの次のステップとして、可能な限り、認可保育園に入れなかった児童数を減らしていきたいと思います。先日、保育室へ預けている保護者から陳情を受けましたが、保育室は認可に入れなかった児童の一時的な預かり施設としての意味合いもあり、運動会がなかったりするなど、3歳以降の児童にとっては物足りないということでした。

 

保護者としては、可能な限り認可保育園へ預けたいという希望があると思います。現状、この認可保育園の待機児童数が計602人。うち0歳児221人、1歳児233人、2歳児102人、3歳児32人、4歳児8人、5歳児6人です。待機児童ゼロで満足することなく、認可保育園の拡充は続けるべきものと考えます。

 

続いて、子育て環境の整備です。

これは、小さなことから大きなことまで幅広くあるのですが、大きくまとめると、当事者だからこそ気付く、利用者目線に立った各種の整備です。

例としていくつか課題を挙げるとすれば、次の通りです。

 

①日曜日の安全な室内遊び場&育児相談できる場所の確保

渋谷区は日曜日に開館している児童館がほとんどありませんが、他の自治体では日曜日開館している例もあります。

例えば代々木上原エリアから歩いて行ける目黒区の駒場児童館は隔週日曜日開館で、目黒区民外も利用可能。しかも目黒区の小学校の校庭や体育館は順番に開放していて保護者同伴で誰でも使えるそうです。新宿区の西新宿児童館も日曜開館で、新宿区民以外も利用可能です。

 

②1歳6ヶ月の歯科検診は毎月数回の平日実施のみ

いまや働いている母親が半数以上なのだから土曜日の実施など配慮が必要だと思います。

 

③3〜4ヶ月健診は平日の午前早めの時間帯

保健相談所に行かないとならないが、実施時間が午前の早めの時間のため、首がすわらない中通勤ラッシュに巻き込まれることになります。せめて時間ずらすとか人数に応じて時間枠設けて案内するといった検討ができないかと思います。

 

④駐輪場不足問題

代々木上原や代々木八幡駅等の駐輪場は、毎日満車の状態で、不法駐輪であふれています。子育て世帯の増加とともに、チャイルドシート付きの電動自動車が増えたので、ますます駐輪場が窮屈な状態です。

 

⑤育児支援ヘルパー支援事業の申請登録

妊婦の段階もしくは産後利用前に事前に子ども家庭支援センターに申請登録をしなければなりません。母子手帳受け取り時に自動登録する、あるいは各地域交流センターで登録できる仕組みを検討していきたいです。

 

⑥認可保育園の運動会の開催場所の確保

場所不足のため開催できなくなった保育園もあるとのことで、区の役割として、保育園の会場確保までケアすべきだと感じています。

 

続いては、教育環境の整備です。

渋谷区では2017年9月より全生徒にタブレット端末が貸与され、ICT教育を行っています。ICT教育成功のためには、研修等による教員の質の向上が必須と考えます。今後ますます充実化させていくべきICT教育を、デジタル化が進んだ中で大学・社会人生活を送ってきた、自民党最年少の議員として、充実させていきたいと思います。

また、学童保育の環境整備も考えていきたいと思います。渋谷区では『放課後クラブ』という形で、同じ小学校の敷地内で全児童が無償で預かってもらえる環境があります。この放課後クラブにおいて、健常者や障害者スポーツのトップ選手に来てもらって指導してもらったり、授業とは異なる教室を開いたりする等、放課後が楽しくて有意義になるような仕組みを作っていきたいと思います。また僕自身、箱根駅伝を走ったランナーとして、ランニング指導してみたいとも思っています。

放課後クラブに関しては、夏休み等の長期休み期間中の昼食・給食についてご意見が多いです。具体的な例としては、共働き世帯において弁当の用意は大変なので、注文弁当などの対応をしてくれないか、といった内容です。渋谷区では数年前に『手作り弁当のみ』から『コンビニ等で買ってきた弁当もOK』と変わってきた経緯がありますが、もう一歩進んで、注文弁当等の仕組みを用意することまで検討できればと感じています。

なお、学校施設の老朽化も深刻です。第二次ベビーブーム(1971年~1974年)に合わせて建設されたものが多い小中学校施設ですが、渋谷区全体で改修に2,000億円超かかるという情報もあります。改修のタイミングで通学する子供たちは、数年プレハブ校舎などで過ごすことになりますので、時期や代替施設の確保等も難しい問題です。地元の人間として、よりよい環境づくりをともに考えていきたいと思います。

 

最後に、東京2020五輪・パラリンピック対策です。

渋谷区では卓球・パラ卓球・パラバドミントン・ハンドボール・車いすラグビーの5競技が開催され、花形競技とも言われる陸上競技が行われる新国立競技場も渋谷区に隣接しています。この機会を逃さず、自分自身が現役の競技者として日々を過ごしている経験を生かしながら、大会の盛り上げや競技環境の整備等について考えていきたいと思います。

同時に、先ほど放課後クラブのテーマでも話した通り、東京2020をレガシーとして残すため、アスリートのノウハウや、実際にスポーツする体験を地域の人や子ども達へ伝えていくことがいいと思います。スポーツをする・みる経験、障害者と接する・助け合う経験は非常に重要です。東京2020で日本中が盛り上がる中、それを一過性でなく後世にわたるものとするために、多くの地域の人へ、子ども達へ、伝え・体験する場を用意できればと思います。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加